元本割れリスクを最小限にしたいなら!不動産投資信託を選択する

元本割れリスクが付きまとう投資

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「投資」と聞いてどんなイメージを持っているでしょうか?短期的に莫大な利益を生む方法、大きな損失によって自己破産、などよく耳にしますがそれは全て当てはまります。投資は資産を金融商品に投下し運用して利益を得ることが目的です。投資家が投じるお金によって世界の経済は成り立っていますが、全ての人の運用がうまくいき、利益を得られるわけではありません。なぜなら不確定要素の未来にお金を投じることで生まれる利益だからです。ギャンブルとは違いある程度規則性・法則性はありますが場合によっては大きな損失を被ることになります。

投資で代表的なものでいうとFXや株式投資がありますよね。リスクは大きいですが成功すればその分見返りも大きくなります。しかし市場や世界の経済状況の動向を常に把握する必要が出てきます。また「元本割れ」というリスクも付きまといます。元本とは自分が投じた資金の額になります。運用によって損失が出て、当時投じた資金よりも価値が下がってしまうことを元本割れと呼び、全ての投資家が恐れるリスクです。

ではこの元本が保証されるような投資を選べば成功するのか?答えはNOです。なぜなら100%元本保証の投資というのはこの世に存在しないからです。リスクがないように見える預貯金でさえ、金融機関が倒産すると合算して1,000万円までは保護され戻ってきますが、それ以上の分はカットされてしまう可能性があります。さらに預貯金の金利はマイナス金利政策の影響もありますます低下の一途をたどっています。将来のための資産形成という点では物足りないですよね。

元本保証がないからこそ大きな利益を生めるのが投資ですが、それでも自分の投資金を守りたいなら元本割れリスクの少ない投資を選びましょう。

不動産投資信託(REIT)とは

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不動産投資信託とはアメリカで発売が開始された投資商品です。「REIT」という風に一般的には呼ばれ、日本国内の商品は「J-REIT」と呼びます。REITは不動産投資を行っているファンドに自分の投資金を預け、それを運用してもらい運用で得た利益が分配される仕組みになっています。つまり少額投資が可能な投資信託の不動産バージョンですね。

なぜREITが元本割れリスクの少ない投資かというと、リスクに対する対処を事前に講じておけるからです。購入時よりも基準価格が下がればそれがREITの元本割れです。元本割れしてしまうケースはいくつかあるのでご紹介し、それに対するリスクヘッジもご紹介します。

①賃料下落や稼働率の低下
投資対象の国や地域の経済状況によっては賃料が下落し、空室が多いとテナントに入ってもらうため賃料を下げざるをおえません。リーマンショックなど世界的な不況が訪れた場合その余波を受けて稼働率が低下し基準価値が低下する恐れがあります。

→東京都心のように人口率や転入率の高く賃貸需要も高い地域の不動産を持つREITを選ぶ。また投資物件の種類や投資対象地域を分散しているREITなら分散投資ができ、損失を抑えることができます。

②経年劣化で老朽化
もし築年数の数値が大きい不動産ばかを取り扱っているREITなら、空室リスクや修繕費用の増加などで分配金も減少します。

→取り扱い不動産の築年数を調べる。また比較的新しい不動産を所有するREITを選ぶ。

③災害
特に自然災害などはいつどこに来るのかということがはっきり予想できないリスクです。投資物件であるビルや大型施設などは全壊する可能性は少ないですが、一部倒壊など修繕が必要になる場合がありますよね。そうすると運用コストが増加し分配金が減ります。

→災害保険に加入しているREITを選ぶ。投資物件が高額なため保険料が高額で運用コストを抑えようと加入対応していないREITも少なくないので、細かく確認しましょう。

REITはさまざまな方法から購入が可能

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このようにREITは来るべきリスクにあらかじめ対処しておくことができる投資法です。なので比較的元本割れリスクが低いと言われています。REITで投資を始めるにはさまざまな方法があるのでご紹介します。

■一般的な方法
REITの取り扱いがある証券会社に口座を開設し、投資金を預けることで取引が開始できます。REITで得た利益は20%が課税されます。証券会社によって手数料や口座維持費が違います。

■NISA(ニーサ)
「少額投資非課税制度」と呼ばれる投資の配当金や値上がり金を非課税にする制度です。NISA専用の口座から取引すればREITの利益が非課税になります。(投資枠年120万円で、最大5年間まで非課税)証券会社で口座を作りさらにNISA口座を開設します。

■確定拠出年金
確定拠出年金とは60歳から受け取れる私的年金です。若い内から積み立てた掛金で投資商品を購入し、自分で運用して出た損益が将来の私的年金に反映される仕組みです。その商品にREITを選択することが可能で、運用中に得た利益は非課税となります。証券会社・都市、地方銀行・信用金庫などで申し込みし、専用の口座で取引を行います。

このように取引する口座によって課税・非課税の違いが出てきます。また証券会社によって手数料も違うのでなるべく安い証券会社を選択したいですね。元本割れリスクが低めなREITをするなら口座選びも大切です。