資産運用初心者におすすめ!始めやすい「バランス型ファンド」

バランス型ファンドとは何か?

1517-a.jpg

出典:Pixabay

プロに運用を任せることができる投資信託は比較的少額の自己資金で始められる人気の投資方法です。投資信託と一括りにしていても、株式ファンド・不動産投資信託ファンド・債券ファンドなど投資信託にはさまざまな種類があります。それぞれメリット・デメリットがありますが、その中でも投資初心者におすすめだと言われているのが「バランス型ファンド」になります。


バランス型ファンドとは株式や不動産など一つの投資対象に投資するのではなく、複数の投資対象に投資する方法です。例えば株式と債券を組み合わせたもの、国内の不動産投資信託と海外の不動産投資信託を組み合わせたもの、コモディティと呼ばれる商品先物と株式を組み合わせたものなど、違う資産に自然と投資できる投資信託がバランス型ファンドになります。


投資において怖いのが投資商品の価値の暴落です。これは世界経済を常に把握していても何らかのトラブルにより資産価値が下がってしまうこともありますし、自然災害でも起こり可能性があります。発生するのか、いつ起こるのか不確定な要素を常に見極めるのは不可能に近い部分があります。この価値の暴落による損失を回避するためには投資対象を複数にして分散投資をする必要があるのです。


分散投資は一般の投資信託でも可能です。しかし一つ一つ銘柄を吟味しないといけないため、ある程度知識が必要ですし投資初心者には難しい作業になります。バランス型ファンドに投資金を投じれば運用のプロの観点で分散投資を行ってくれるため、1本所有するだけで分散投資が実行できることになります。

バランス型ファンドのメリット・デメリット

1517-b.jpg

出典:写真AC

バランス型ファンドのメリットはプロによる分散投資だけではありません。他にも自動で「リバランス」してくれることが挙げられます。リバランスとは運用中に資産分配の割合が崩れた時に行うアクションです。例えば一つのバランス型ファンドで国内と外国の株式と債券の4つの資産を組み合わせた商品があるとします。その割合が25%とずつ綺麗に4等分された商品だと仮定しましょう。そしてこれが運用中に国内株式の調子が上がり保有率が国内株式30%、外国株式15%と割合が変化した状態になると、この4つの資産のバランスが崩れます。バランスが崩れたままをキープするのは損失リスクを考える上で危険と判断できます。そこで当初の資産分配に戻すリバランスが発生するのです。このリバランスにより、値上がりした国内株式を高値で売り、値下がりした外国株式を安値で買うことで利益も得ることができます。リバランスを定期的に行うことでその分利益もアップします。


このリバランスは一般の投資信託で個人でも行えますが、常に所有している資産の割合を把握して高値で売って安価で他の資産を買うようなリバランスを行うことはとても大変です。バランス型ファンドなら運用中にプロが判断してリバランスしてくれるので運用の面でとても楽になります。


しかしバランス型ファンドにはデメリットも存在します。それは運用にかかる手数料が少し割高になるということです。割高と言っても他の投資信託と比べて不利になるくらいではありません。しかし信託報酬(運用管理費)は低額になるほど投資家が得られる収益が上がりまので、なるべく運用コストが低いバランス型ファンドを取り扱っている証券会社で口座を開設しましょう。

バランス型ファンドは資産分配の状況で判断して購入する

1517-c.jpg

出典:Pixabay

メリットやデメリットを紹介しましたが、株式や債券、不動産などあらゆる投資信託をパッケージ化したバランス型ファンドは、これから投資を始める人にとって良い投資法と言えますね。しかし投資のプロに運用を任せるとはいえ、自分が預ける投資金の商品の概要はしっかりと自分自身で判断して購入する必要があります。投資対象の資産分配の種類や分配の割合によって想定できる収益やリスクも異なってくるからです。


資産分配の割合が小さいほどローリスク・ローリターンになり、大きいほどハイリスク・ハイリターンになります。また運用スタイルが日経平均やTOPIXなどインデックスと呼ばれる株価指数と同じ値動きを目指し利益を生む投資法なのか、市場の平均値を上回る狙いがあるのがアクティブ投資なのかによってもリスクは異なります。


バランス型ファンドを選ぶポイントとしては、①資産分配の割合(株式、債券、不動産投資信託などの比率)はどうなっているのか。②運用スタイルはインデックスかアクティブなのか。③信託報酬(運用管理費)が他と比べて高くないか。④国内と海外の資産の比率の割合。⑤先進国と新興国の比率の割合。などを見ると良いでしょう。どちらかに比率が傾いていることでリターンとリスクの大きさが決まってきます。証券会社によってこの比率が大きく異なりますので、資料請求やホームページから確認して選んでみましょう。